こんにちは、福岡市中央区大手門の整体&気学サロン「OFFTOOON(オフトン)」の享佑(きょうすけ)です。
昨日の夕方、福岡に帰ってまいりました。
もう、随分と日が長いですね。
先月は夕焼けが飛行機から見えたのに、今回は昼のような太陽の下、フライトを楽しみました。
先日、般若心経について書いたので、空を見るとどうしても般若心経のことを思ってしまう。
セントレアを出る時は、少し雲がかかり重い空でしたが、飛び立って、雲を抜けると真っ青な空が待っていました。
この空が、「空即是色」の空だ。
スキッとして、何もない。
静かで何もない。
でも、下を見れば雲がもくもくと浮かび、天の力を感じさせる。
何もないんだけど、確かに何かがある。
それは、空気があるだとか、水滴があるだとか、科学的な存在を超えた「ある」。
こういう空の下では、「科学」なんてものがちっぽけに思えてどうでもよくなる。
売上とか、支払いとか、出発前に頭の中を占めていたものさえ、どうでもよくなる。
こういう空は、人の心を爽やかにしてくれる。
欲のなくなった人が見れる世界を「色界」という。
欲があるうちは「欲界」。
仏の世界を「無色界」。
これがいわゆる三界。
「女、三界に家なし」の三界だ。
この色界も18に分かれるんだけど、その一番頂上が「有頂天」。
ちょっと仕事で成果を出してのぼせてる人を
「あいつは有頂天になっている」
とか言うけど、成果なんてものに囚われているうちは、有頂天なんて見えない。
だから、こういう言葉の使い方は本来間違ってると思うのだけど。
でも、飛行機から見た空は、確かに「有頂天」を垣間見せてくれた気がした。
今、店から空を見ている。
ビルが邪魔だ。
車の音がうるさい。
とても、心が透明になってこない。
やはり、飛行機から見えた空は格別だった。
ボーッと空を見ていると、吸い込まれるような感覚になり、飛行機の音も、下に見えるビル群も消えて、ただそこに空がある。
太陽がある。
「何もない、でも、ある」
いや、そもそも、「ない」と「ある」は離れられない。
それを「色空、空性是色」と言うんだな、と腹にポーンと落ちた気がする。
人間の理解というのは
「信解」
「情解」
「知解」
と三つある。
一番下は「知解」で、頭でわかること。
こんなのは一番最後で良い。
気学でも、仏教でも、ビジネスでも。
一番大事で、一番最初にするべきは「信解」。
何だか分からないが、分かる、ということ。
つまり体験知。
だから、僕のブログなんかも、こうして書いているけれども、文字にしてしまうと途端にあの時の感動が俗っぽくつまらなくなってしまう。
やはり、実際に飛行機に乗ってみて、窓際に座り、ただただ空を見てもらった方が、僕の伝えたいことも伝わると思う。
今朝も、妻のまぶたが腫れていたので、承泣を押した。
そしたら、別れた後メールが飛んできて、
「まぶたの腫れがひいたっ!」
と。
東洋医学や経穴・経絡の説明をグダグダとするよりも、一押しした方が早い。
なんでもそうだと思う。
恋愛だって、100冊恋愛の本を読んだり、雑誌の
「モテる女子はやっている!男子の気を惹く30のテクニック」
みたいなのを読んでるくらいなら、実際に男と向き合った方が早い。
すると、男と女が一対一で向き合ってるわけじゃなく、男の中にも女がいて、女の中にも男がいる。
つまり、二対二の人間が向き合っていることが分かる。
僕なんかは、姿は男だけど、中身は男1:女3くらいなもんじゃないか?
妻は僕の逆くらいの比率かも知れないな。
ともかく、実際に体験した方がいい。
本を読むのは、その後が大事で、自分が体験したことを普遍的なものにするには知解が必要だ。
経営でもそうだと思う。
「部下の心をつかむ方法」
なんて、本で読むだけじゃ分からない。
実際に、部下とぶつかって、人と人の付き合いをして。
その後、良い本を読むと、「あぁ、まことにその通りだ。」と理解出来る。
空をみて、あぁ、これが般若心経の「空」だな、と思う。
そして、般若心経を取り出して読んでみる。
なるほど、そういうことか、と分かる。
信解→情解→知解
この順番が大事だな、と思うのです。
だから、なんでもトライして失敗してみたらいい。
もちろん、再起不能の失敗とか、詐欺に引っかかるとかはダメで。
そこまで行ってしまう前に、ガードレールみたいな役割をするのが親であり、上司だと思う。
10月くらいから、また新たな試みをしたいと思う。
僕は出来ると思っているから、スタッフに任せるわけだけど。
思い切ってやって、失敗してみたらいい。
死にさえしなければ、全ての強烈な体験は「信解」になり得るわけだから。
今、起業したいと願うのであれば、とりあえず出来る範囲でやってみたらいいわけです。
「私には、まだ実力がないんで・・・」
そんなことは百も承知。
というか、やりもしないで、実力がつくわけがない。
出来る範囲でやって、死なない範囲で失敗して。
少しずつ学んでいったら良いのだと思うのです。
「不垢不浄」
綺麗も汚いもない。
だから、
「不下手不上手」
上手いも下手もない。
子供に紙とクレヨンを渡してやれば、のびのびと好きに絵を描き始めます。
そして、それらを眺めていると、上手いも下手もなく、全てが素晴らしいと思えるのです。
だから、経営にも、施術にも、上手いも下手もない。
整体師でもポッと入ったばっかりの人がお客様の心をつかむことなんてザラにある。
下手な施術というのは、下手な整体師にしか出来ない。
上手なひとは、下手な整体は出来ない。
でも、その下手な整体でも、それが良いと感じるお客様は確かにいるのだから、それでいい。
(向上しなくていい、っていう意味じゃないですよ)
そもそも、上手いも下手も、人間の評価であって、そんなものは全く当てにならないわけですから。
とりあえず(簡単にという意味じゃない)やってみて、そこから「ストンと腹に落ちる」感覚を得ることの方が、はるかに重要なのです。
だから、仏教博士でも、坊さんでもない僕だって、商売人として、整体師として、仏教や気学を僕なりのやり方で伝えている。
商売人だから、整体師だから、見える世界があるわけです。
こんなことを思わせてくれる空って、本当にすごいな。
宇宙の力って本当にすごいな。
その宇宙を、身と心に備えている人間ってすごいな。
「ぎゃてい、ぎゃてい、はーらーぎゃてい、はらそうぎゃてい、ぼじそわか」
どこからか、そんな声が聞こえた気がした。
さて、今日もご予約お待ちしておりますよ〜。
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奈良の大仏。
仏に姿はない。
でも、仮に姿を決めてみると、その後ろに無限に広がる「仏の風光」を感じるわけです。
「色即是空 空即是色」
この仏さんから、無限の宇宙が広がって、その宇宙がまたグッと集まってこの大仏さんを形作っている。
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