東洋医学のある暮らしセミナー4回目は5月23日!

見えない自分

おはようございます、福岡市大手門の整体&気学サロン「OFFTOOON」の享佑です。
今日の夕方、福岡に帰ります。
午前中は目一杯、豊田のお客様を施術。
タフなスケジュールですが、求められている以上、応えたい自分がいます。

さて、整体というのは不思議なものです。
だいたい、生活の上において、他人に身体を直接でないにしろ触られるということは、それだけで非日常です。

歪みというのは、自分ではなかなか気づけないものです。
歪んでいるのが、普通になっているからです。
毎日変化しているのに、いつの間にか「当たり前」になっているのが、人間の身体の凄さでもあり、怖いところでもありますね。

「次はいつ来たらいいですか?」と聞かれました。
「自分が歪んだと思ったら来てください」と答えました。

自分の身体のことは、自分で気づけるようになって欲しい。
そういう想いから、僕は次回の予約を促すことはしません。
サービス業としては、成果が上げられない人間の典型です。

ジョハリの窓というのがあります。
ジョセフさんとハリーさんによって発表されたから、「ジョハリ」の窓。
冗談のようなネーミングですが、れっきとした心理学の話。
ハリジョだと、裁縫好きの女性の愛称みたいだし、ハリセフだとちょっと国際的な団体っぽい。
やっぱりジョハリがいいですね。

この理論は、コミニケーションには4つの領域があると。
・自分が知ってて、相手も知ってる自分
・自分が知ってて、相手は知らない自分
・自分は知らないけど、相手は知ってる自分
・自分も相手も知らない自分

整体を通じて明らかにしたいのは、三番目の「自分は知らないけど、相手は知ってる自分」。
つまり、お客様が気づいていない身体の歪みとそこから考えられる身体の状態をどう提示できるか?が大切なのだと思います。
ここを明らかにして、「自分は知らない」を「自分も知ってて」に変えられたのなら、それが本当の健康への近道だと思っています。

「整体で楽になる、身体が改善する」というのは施術者としての奢りだと思っていて。
「整体で自分の身体を認識する。改善に意識を向ける」というのが、僕の理想とする整体のあり方です。

自分自身の身体の変化を敏感に感じ取る。
その変化に対応していく自分を作る。
その繰り返しで、きっと生命はもっと輝いてくる。

そんな整体が出来たらいいな。
理想論かもしれませんが、それに一歩でも近づけるように。
今日も学んでまいります。

人間は歩行時に骨盤の位置が5cm程度しか上下しない。
宇宙にはいけても、この人体の動きはまだロボットでは再現できていない。
解剖学によって、分析は出来ても再現はまだ出来ていない。
科学の限界は、今の所、ここ。
その事実に気付けたとき、身体の繊細さと不可思議さに手を合わせる気持ちになりました。
もちろん、科学に対しても尊敬の念は持っていますが。

骨格くん