おはようございます、福岡市中央区大手門の整体&気学サロン「OFFTOOON」の享佑です。
今日で甲子園も2回戦が終わりますね。
勝った学校、負けた学校、それぞれの夏に乾杯。
さて、元気という言葉は気学の言葉です。
元というのは太極のことであり、全てのものは太極から生じてくるわけですから、創造の力を元気というわけですね。
そう考えると、人間はどこまでも創造的でありたいと思うわけです。
もちろん、アーティストとかクリエイターとかでなくても良いですね。
ご自身の人生を、ご自身の描いた設計図に則り進めていきたいわけです。
元気というと、どうしても外で走り回る子供の姿を思い浮かべているわけですが、ちょっと違う。
WHOの「健康の定義」というのが素晴らしいので紹介したいと思います。
「Health is a state of complete physical, mental and social well – being and not merely the absence of disease or infirmity.」
訳すと
「健康とは、病気でないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態にあること」(日本WHO訳)
これがWHOによって定められた健康の定義ですが、1998年に新しい提案がなされています。
「Health is a dynamic state of complete physical, mental, spiritual and social well-being and not merely the absence of disease or infirmity. 」
動的という意味の「 dynamic」という語が入っているのがわかります。そして人間の尊厳をあらわす「spiritual 」も新たに加えられています。
新提案の方が、人間の健康、「元気」をよく表していると思っていて好きです。
ただ、残念ながら、この提案は緊急の事案でないなどの理由から、まだ採択さえされていません。
人間の体は常に変化しています。
季節の変化と同様に、同じ日は1日だってないわけです。
季節の変化と人間の変化、それらを見つめ、易は
「天行は健なり。君子もって自彊やまず」
なんていうわけです。
この一文も古来より日本人に愛されていた一文で。
自彊術という療術もありますし、東福岡自彊館中学校という学校もあります。
自分をどんどんと、刻一刻と変えていく力が本物の人間には必要なのですね。
僕はまだまだ出来ません。
話がそれましたが、体を見ていくときもこの考え方はとても大切で。
いつもいつも、絶好調で陽気溌剌とした人間はいません。
オーバーヒートして死んでしまいます。
だから、ときには死んだように寝ることも、風邪をひくことも必要なわけです。
極端ではなく、ゆらぐように陰(病気、静的)と陽(活気、動的)の間を揺らぎながらバランスをとることが大切なわけですね。
だから、東洋では中庸(バランスをとること)がとても重要視されています。
人生でもいつも好調なことはない。
うまくいかないときに、それ以上悪くならないように。
いいときも、過度によくなりすぎないように。
それは決して自分の可能性を低く見積もるというわけでなく、バランスを上手にとること、というのがなかなか現代人には理解しにくいですが。
とにかく、いつも良いことを望むのでなく、バランスを上手にとりながら王道すなわち真ん中を歩み続けること。
悲しいことだって、喜びだって、それぞれ必要で、大切なのはバランスなのだと思う。
整体師としても、鑑定士としても大切にしたい「中」ということ。
そんなことを整体を、気学や易学のお勉強会を通じながら、お伝えしていきたい。
精進あるのみです。
重力の中心は、股関節にきます。
高校野球の指導者の方々には、ぜひ、股関節の重要性を子供達に伝えてほしいものです。