おはようございます、福岡市中央区大手門の整体&気学サロン「OFFTOOON」の享佑です。
今日は甲子の日。
甲子園は甲子の年に出来たから甲子園、というのは今の中学生の何割が知っているだろう?
高校野球は良いですね。
攻守交代がキビキビしているのが、見ていて気持ちが良い。
また、礼儀正しいのも気分が良いですね。
自分が当事者だと、それが当たり前で気がつきませんでしたが、離れてみるとその良さに気づきます。
僕らの世代は、決勝で中京大中京に負けました。
結構強い高校だったんですよ。
僕は補欠の補欠でしたけどね。
そういえば、高校ではあまり教えてもらって覚えがない。
まぁ、補欠の補欠だったからというのもあるでしょうが。
ただ、整体師としての観点から見ると、野球というスポーツは本当にうまく出来たスポーツで。
身体の使い方と同時に知性も求められるので、見ていて飽きないですね。
身体の使い方という点では、やはりソフトバンクの選手の体幹の強さは、他のチームの選手と比べてもワンランク上ですね。
体勢を崩されても振り切っていますから、打球の速度が速い。
これは、日々の練習のたまものだと思いますね。
ソフトバンクというと、大型補強が目玉になりがちですが、おそらく練習量はかなり多いと思います。
ティー打撃とか、基本的な練習が多いのでしょう。
でなければ、あの強いスイングは生まれない。
身体の使い方で、大切な原則は
「緊張している筋肉は、次の瞬間は緩むか緊張し続けるしかない。」
ということです。
緊張した状態から、さらに力を入れる(=緊張する)ことは出来ません。
だから、「リラックスしろ!」とよく野球の指導者の方は言われるわけですけど、それも難しいわけです。
完全に脱力したら、バットは握れませんからね。
その塩梅が大事なんですけど、なかなか難しい。
だけど、プロの選手を見てるとさすがで。
最近では、バッターボックスでもユラユラと揺れたり、バットをクルクル回したりする選手が増えた気がします。
これは「緊張→脱力」を繰り返しているわけで、身体の半分はいつも脱力状態にある訳です。
先に書いた通り、完全な脱力は不可能な訳ですが、それに近い状態を作りながら身体を支えている訳ですね。
緊張は「陽」、弛緩は「陰」ですから、その陰陽の間を行ったり来たりさせて、どちらかに偏らせないようにしている訳です。
だから、打つ瞬間に力がしっかりと入る形が作れるのですね。
僕が小学生、中学生のときは、打席で構えるときは内股で構えろと言われました。
これでは内転筋群は弛緩出来ませんから、打つ瞬間には股関節を回す方向に力を使えません。
だから、内股には賛成できませんし、内股で打っているプロ野球選手など見た事ないですもんね。
足の置き方一つで、人の身体の動きは変わります。
身体の動きというのは、怪我に直結する問題ですから、指導者の方にはぜひ、解剖学をしっかりと勉強して欲しいものです。
そのためにも、東洋思想はいいですね。
経絡や顔相などは、西洋医学との関連が指摘されて、コーチングの場でも活用されている技術ですから。
よかったら、一緒に勉強してみませんか?
写真は高千穂にある日本一のアーチ型の橋