おはようございます、福岡市中央区大手門の整体&気学サロン「OFFTOOON」の享佑です。
お盆休みも終わり、今日からお仕事という方も多いのではないでしょうか?
久しぶりの仕事で疲れた〜、という方は是非、ご来店くださいね。
さて、お盆休みとはいうものの、そもそもお盆ってなんでしょうか?
お盆は正式には「盂蘭盆会(うらぼんえ)」と言い、目蓮さんというお釈迦様のお弟子さんの逸話を元にしています。
簡単に説明しますと、
「目蓮さんが神通力(魔法みたいなもの)を使って、亡くなったお母さんを探してみると、お母さんは『餓鬼道』に堕ちていた。
そこで、お母さんに食べ物や飲み物を与えてみると、口に入れようとすると、口に入る直前に炎になってしまい、全然食べれない。
で、お釈迦様に相談したら、7/15(旧暦です)に修行僧に布施をしなさい、と。
やってみたところ、お母さんは成仏できた。」
という伝説です。
で、それを見て、喜びのあまり踊ったのが、盆踊りの起源という人もおります。
(布施を受けた修行僧が喜びのあまり踊ったという説もあります)
これから、餓鬼道からの解脱を願い、お盆に仏事を行うようになったようです。
それで、先祖供養の日となったわけですが。
仏教を学ぶものとしては、これが何を教えてくれるのか?という点に着目したいわけです。
盂蘭盆はサンスクリット語ですが、「逆さまに引っかかっているもの」を表します。
死後の世界だけでなく、考え方が逆さまになってしまっている人も多いですよね。
僕もその一人だと思います。
迷いを迷いと思わず、真実を真実と思えない。
こういうのを「倒懸(=ひっくり返って引っかかる)」というわけですが、まさしく現代の人達かも知れない。
僕も、本当にその通りだと思います。
整体を学び、気学を学び、易学を学び、仏教を学び。
それぞれのお師匠さんは本当に立派で、僕の歩んでいる道に間違いはない。
そう信じているはずなのに、どうしても不安が湧き上がる。
お店はゆっくりじっくり育てていこうと思っているのに、今月の売上が気になって仕方ない。
妻とともにこれからの人生を二人三脚で歩んでいこうと思っているのに、妻のたった一言が引っかかって機嫌が悪くなる。
こんなのは、全部「倒縣」ですね。
だから、お盆には、亡き人を偲ぶだけでなく、その人たちの前で
「私の今の考え方は『倒縣』ではないでしょうか?』
と自分に問いかける日にしたいわけですね。
先日も妻の実家に行き、そんな思いでお経をあげてきました。
自分というフィルターを通さずに、真実を真実として、真理を真理として。
そんな風に生きられたら、きっともっと楽しく生きられる。
なんて、お盆前に書けよ、と今更思いましたが、今日思いついたので仕方ない。
後出しジャンケンになってしまう自分の計画性のなさに、気付かされました。
写真は高千穂の天岩戸神社にあった七本杉(だったかな?)。