おはようございます、福岡市中央区大手門の整体&気学サロン「OFFTOOON」の享佑です。
先日、海に入ったら、次の日が身体中ダルくて。
鍛錬が足りないな、と思った次第です。
さて、肝腎要とか肝心要とかいいますね。
僕は「肝腎要」派です。
みなさんは、どちら派でしょうか?笑
肝は肝臓というのはすぐ分かりますね。
腎は腎臓。
心は心臓。
ここまでは分かりますが、要は何でしょうか?
要は腰のことです。
月がなくても、実は「こし」と読んでも差し支えない字です。
つまり、肝腎要(肝心要)とは、肝臓と腎臓(あるいは心臓)と腰のことです。
これが、人間にとって最も大切だよ、と言っているんですね。
腰というのは面白いものです。
とても重要と言われていますが、人間を見ていく上で、「どこまでが腰でどこからが背中か?」というのははっきりしていない。
解剖学上は腰椎を中心とした骨格系なのでしょうが、実際の動きを見ていくときに、その定義はあまり意味をもちません。
腰と背中、腰と腹、明確には区別がしづらいですね。
そんな腰ですが、動きの中で最も重要と思われるのが、「回旋(ねじれる動き)」です。
この腰の回旋というのは、ほとんどの動きの起点になっていくからです。
例えば「歩く」という動作でも、腰椎は回旋しています。
そのくらい、腰というのは多くの動きに必要な部位なのですね。
もし、腰椎が回旋せずに、固定されていたら、おそらく人間の「歩く」という動きはロボットの動きに近くなってしまう。
そのくらい重要です。
動きについては、また明日以降書いていこうと思いますが、日本人が特に大切にしていた腰、というのは、その言葉を見ていくとよく分かります。
- 腰が重い
- 腰が軽い
- 腰が高い
- 腰が強い
- 腰がある
- 腰が低い
- 腰が弱い
- 腰を折る
- 腰を割る
- 腰が入る
- 腰が浮く
- 腰を浮かす
- 腰が砕ける
- 腰が据わる
- 腰を据える
- 腰が抜ける
- 腰を抜かす
- 腰が引ける
- 腰を上げる
- 腰を入れる
- 腰を掛ける
- 腰を屈める
- 腰が立たない
- 腰を落ち着ける
- 腰に梓の弓を張る
ザッとあげただけでも、この位の言葉が出てきます。
いかに腰というものを身体の「要(かなめ)」として捉えていたか?がよく分かります。
当店の骨格矯正術は、特に腰椎の回旋をメインに着目しています。
もちろん、症状によっては頚椎(首の骨)の動きをもっとも注目したり、胸椎(背骨)を最も動かすこともありますが。
ほとんどは、腰の動きを最重要視しています。
小学校の音楽の先生が
「上手く歌うには、腰骨を緩めて、お腹にたくさん空気を入れる事が大切だ」
と言っていました。
僕は全く理解できず。
結局、社会人になった今でもよく分からず。
音痴を32年やっています。
でも、今なら、先生がおっしゃっていたことがよく分かります。
もちろん、分かると出来るは違いますけどね。
肝腎要の「腰」
今日から少しずつ色々と書いていこうと思います。
その中で、皆様に少しだけでも琴線に触れることがあれば。。。
写真は当店のベッド。
分かりづらいでしょうが、75cm幅(例えるならキングサイズのベッド)を使用しています。
幅があると、お客様はゆったりと横になれますので、小さいけどこだわりです。
明るいライトが二つ輝いて、僕の大好きな空間です。
お仕事で疲れたら、ぜひご来店ください。