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甘夏と食欲が止まらない時の話

こんばんは。

 

 

今日は昼過ぎから風が強くなり、とても寒い一日でした。

来週の頭、西日本は雪が降るくらい寒いのだそうで、九州でも初雪が観測されるかも、とのことでした。

なんだか季節がよくわからなくなりますね。

どうぞご自愛くださいませ。

 

 

 

先日いただいた甘夏がとても立派で美味しくて、皆で競うようにいただきました。

フルーツは自分ではなかなか買わない(高くて買えない)ので、いただくととても嬉しいです。

 

 

私はイチゴやリンゴなどの酸味のある果物が好きですが、男性人気が高いのは梨だそうです。

 

梨、、、、

 

 

 

自分では選ばないですね。

酸味が無いので笑

 

 

 

よくよく考えたら、昔から酸味のある食べ物が好きで、酢だこさん太郎(駄菓子)なんかは永遠に食べられるような気がしていました。

 

あと、梅干もひたすらお菓子のように食べ続けていた記憶があります。

今日は20個だけにしておこう

そう誓って、まだ食べ足りないので梅干の底に溜まっている汁を舐めていました。

 

 

確実に塩分過多ですが、当時(小学生)はそんなことも分かるわけがなく、食欲に任せて食べていたんですよね。

 

今では頑張っても一日一粒が限界なくらい梅干に弱くなってしまいましたが、梅干=酸=肝の機能を高めると考えると、成長に必要な為に欲していたのかもしれません。

さすがに20個は食べ過ぎで、逆に肝を虚させてしまっていたかもしれませんが。

 

 

 

 

食欲が止まらない時というのは、様々な原因が考えられます。

 

 

 

単純に、体の気が虚しているとき。

 

虚している気を補おうと、食欲が増進します。

どこかの臓腑が単純に不調で気虚になっている場合はある程度食べたら食欲は通常モードに戻ります。

 

一方で、胃の調子が良ければ食べ物をうまく取り込んで気を作ることができますが、胃の調子が悪い場合は、どんなに食べても体の中に有効に取り込めず排出されてしまいます。

そうすると、どんなに食べても気虚が改善されないため、たくさん食べ続ける羽目になります。

なので、胃の調子が悪い時、食欲が収まらないようになりがちです。

 

 

 

また、胃に熱が溜まっているとき。

 

胃熱が食欲を更新させ、お腹がいっぱいなのにまだ食べられる、といった状況になりがちです。

この時はお腹がパンパンになり、本人も食べたく無いのに食べられてしまうのですごく苦しい感じになります。

東洋医学では胃熱を取るのは簡単ですが、もしそういった治療が受けられない時は、私だったらすごく辛い食べ物を食べます。

そうすると、熱が過多になり、胃がやられるので、逆に食べられなくなります。

毒を持って毒を制す パターンですね。

あまりオススメはしません笑

 

 

 

すごく疲れているとき。

 

気虚になっているからというのもありますが、食べる行動をしっかりと取ることで、交感神経が優位になっている脳を落ち着かせ、その後副交感神経を優位にさせてリラックスさせることになるかと思います(多分)。

 

 

 

ストレスを強く感じているとき。

 

食べ物の中にはセロトニンなどの幸せを感じる物質を分泌亢進させるものもあるため、そういった食べ物を取ることにより、脳がリラックスする、ということもあると思います。

 

自律神経のバランスが崩れがちの時は、特に食欲が亢進しがちですね。

 

 

楽しい時ならいいのですが、ストレスが強い時や怒りや悲しみを伴った食事は、その食べ物とその時の強い感情がリンクしがちになるため、アレルギーのような症状が出ることがあります。

例えば、仕事ですごく嫌なことがあったので、宅配ピザのMを取って、1人で一枚食べてやるぜこんちきしょー!って感じで食べたとします。

脳は、ピザ=ストレスがすごくあった時に食べた食べ物 だと認識します。

つまり、ピザ=ストレス と。

そうすると、ピザを食べると脳がストレスがあったときのことを思い出すことになります。

それがピザを食べる度に蓄積していき、ある時花粉や刺激物などに自分が曝露した時にアレルギー様の症状が出ることになるのです。

 

 

なので、できるだけストレス喰いは避けた方がいいかと思います。

 

 

 

 

食べたい時に食べたいものを適量、というのが本来の良い食べ方なのでしょう。

 

胃は健康にしておくのに越したことはありません。

 

 

不調を感じたらどうぞお気軽にご相談くださいね。

 

 

 

 

 

 

では!

 

 

 

 

東門 沙希依