こんばんは。
大きな月が明るいですね。
だんだんと冷えてきました。
オフトンでは、週末の展望と開運セミナーの準備や打合せが行われ賑やかな一日となりました。
15日に皆様にお会いできるのが楽しみです。
昨日に続き、あるあるなのですが、よくあるご相談が「痩せるツボってあるんですか?!」というものです。
これは
ない。
が答えになります。
そもそも、◯◯のツボという概念がありません。(東門の場合)
よく、◯◯に効くツボを教えてほしいと言われますが、その◯◯という状態になった原因がそもそも個々で違いますし、それぞれのお身体の状態も当然違うわけですから、治療も全く異なります。
つまり、使用する経穴も異なってきます。
例えば、松尾芭蕉がお灸を据えていたことで有名な【足三里】という経穴がありますが、読んで字のごとく、お灸を据えたら三里歩ける、と昔から言われていたツボです。
松尾芭蕉にとっては、足の疲れを取る目的で使用していた経穴ですが、他の目的でもたくさん使用します。
太腿の緊張を緩和する、首の痛みや不調を緩和させる、胃の調子を整える、気を作る、のぼせを抑える、妊婦さんの腰痛を緩和させる、、、
などなど。
挙げていったらキリがありません。
なので、全人的に◯◯に効くツボというのはなかなかご提案しにくいです。
今のあなたの状態においてはここ、だけど明日は違う可能性がある。
という形でご提案するしかありません。
そんな中にも、◯◯の特効穴とされる経穴もあります。
例えば、【失眠】という経穴があります。
ここにお灸を据えるとよく眠れるというツボです。
ただし、失眠は正経十二経というメインの経絡からは外れた経穴で、おそらくそこが眠りに効くことを昔の誰かが発見して広まったため、そういった名前がついているものと思われます。
なので、話はそれましたが、痩せるツボはありません。(と東門は思っています)
ですが、”痩せやすくする施術”というのはなくもありません。
皆さん日々生活していく中で、お身体が歪んだり捻れたりしています。
本当に真っ直ぐ整っている方というのは殆どいないと思います。
骨格が歪んでいるということは、当然そこに付着する筋肉も不自然に引っ張られたり捻れたりしています。
そうすると、その部分を走行する血管やリンパ管も当然不自然に捻れたり圧迫されたりしているわけです。
ということは、全身の血液やリンパ液の流れに悪い影響が出てくることになります。
これは、老廃物を排出することに影響が出てきたり、水分代謝が落ちたりする原因となります。
また、姿勢も悪くなるため、下腹部がせり出してきたり、お尻が下がったきたり、胸のトップが落ちてきたり、、、とスタイルが悪く見えてしまいます。
血管やリンパ管もそうですが、経絡もそうです。捻れたり圧迫されたりすると、そこを通る気に影響が出てきますから、滞りの原因となります。
なので、まず鍼でお身体の歪みを整えることで、体が真っ直ぐになり、様々な問題が解決します。
姿勢がよくなり、くびれが出てきて体にメリハリが出てきて、浮腫みにくくなります。代謝も上がるので太りにくいお身体になります。
その上で、どうして太ってしまったのかという部分にアプローチをします。
“食べ過ぎている”のであれば、なぜ食べ過ぎているのか?
“運動しているのに痩せない”のであれば、なぜ体がその刺激を効果的に受け取れていないのか?
“そもそも本当に太っているのか?”
”浮腫んでいるだけでは?”
この辺りは私たち鍼灸師の腕の見せ所です^_^
“痩せるツボ”はご提案しにくいですが、”不自然に太っている方を痩せやすいように治療する”ことはできる、といった感じですね。
無理なダイエットにはお力になれないですが、体型が崩れてきたり、痩せにくくなった方などは是非一度ご相談くださいませ^_^
山本先生のメニューの、むくみま専科と鍼灸治療を組み合わせてお受けいただくのもおススメです!
それにしても、この写真の頃と比べると享佑先生も随分スッキリとされましたね。
では!
東門 沙希依