こんばんは。
寒い一日でしたね。
山本先生が用意してくれるほうじ茶が体に沁み渡りました。
東洋医学では、
お身体の外側に【衛気】と呼ばれる気があって、外から攻撃して来ようとする邪(外因)から身体を守っている
という概念があります。
この衛気、通常は身体の周りにあって、バリアのように働いているのですが、気が減ってくるとだんだん薄くなってきたり働きが落ちてきたりして、外からの邪に勝てなくなってきます。
この状態が、いわゆる、免疫力の落ちた状態です。
西洋医学的に言うと、こういう時にウイルスや菌をもらって風邪やインフルエンザになります。
東洋医学的に言うと、外邪が侵入してきやすい為、例えば周りにいる人の心身の影響も受けやすくなります。
なので、気がたっぷりあって衛気がしっかり稼働することは自らを護る上でとても大切なことです。
衛気も、個々で様々な形状があります。
古典での衛気の記載は、私の勉強不足のためよくわかりませんが、
例えば、とあるお方は、衛気の外側に見廻り役のボールのようなものが複数付いていて、邪を発見したら攻撃するような形状だったり。
また、とあるお方は、衛気の内側にブラックホールのような空間を作り、そこに邪を落とし込むような形状だったり。
また、とあるお方は、玉ねぎの皮のように邪がついたらついた場所を脱皮させたり。
また、とあるお方は、六角形の鱗のようなシールドを張り巡らせ、常に各所をターンオーバーのようにポロポロ落としたり。
あくまで私の感覚ですが。
いろいろあります。
まあ、とにかくそういう衛気というのが、お身体の外側にはあります。
普段はイメージしないでしょうが、例えばあまり心地の良い相手ではない方と会わなければならないときや、雰囲気の心地よくない場所に行かなければならないときは、この衛気が張っている感じをイメージしてくださると、ちゃんと衛気が張られます。
自分の衛気がどんなか分からない!と思われると思うのですが、どんなでもいいです。
例えば、卵の殻みたいなものを想像してくださってもいいですし、体が黄金になって外からの攻撃をはねとばす、でもいいです。
衛気に邪が触れた瞬間、そこに電気が走って邪が死ぬ、とか、番犬がやってきて衛気を食べちゃうとか。
何でもいいです。
ご自身の好みのセキュリティを掛けてください。
それと同じセキュリティシステムが稼働するかは置いておいて、少なくともイメージする前よりは衛気が出てきます。
しかしながら、気虚つまりエネルギー切れの時は衛気を作ろうにも作れません。
しっかり食べて、寝る。
日頃からの心掛けが大切です。
もちろん、鍼灸の治療や漢方でも気を増やすことができますよ。
お気軽にご相談くださいね。
写真は、私の一番好きなカレー、カジャナのバターチキンカレーです。
次回木村先生が来福された際は是非連れて行きたいお店です。
では!
東門 沙希依