こんにちは。
小雪の舞う福岡です。
昨日までの暖かさが嘘のようで、強い風に寒気がのって手袋をせずにはおられません。
おかげさまで当院は昨日無事に本年の診療を終了し、今日からお正月休みに入りました。
例年は30日まで診療していましたが、今年は少しだけ早く、そしてゆっくりめにお休みをとらせていただきます。
帰り道、井手先生に車で送ってもらいながら、来年はもっとゆっくりしてもいいねなんて話ました。
昨日の診療後、納会として奥のお部屋でみんなでご飯を食べました。
紗里さんから、ウーバーイーツするからみんなの食べたいものを決めておいてねと言われたので、スタッフみんなで話し合い、コロナ対策も兼ねてヘルシーなお弁当にさせていただきました^_^
参加してくれた高校生息子さんには物足りなかったかもしれません^_^;
なかなか全員が集まって会話をする時間が取れずにいたので、少しの時間でしたが時間を共有できたので良かったです。
新しいスタッフのしんちゃんは、おせち料理があまり好きではなく、食べるものがあまりないそうなのでお正月の間は栗きんとんをたくさん食べるのだそうです。
たしかに栗きんとんは美味しいですよね!!
私は栗より芋派だなあ。
さつまいもと紅玉を一緒に炊いたのがこの季節は大好きです。
オフトンでは、毎年納会でそれぞれが今年の漢字をみんなに発表するという恒例行事があります。
私も昨年から参加をさせていただいていて、たしか去年は『新』と発表した覚えがあります。
令和になったのと、オフトンと合併して新しい環境の中新しいスタートを切ったので、という理由をお話ししたような気がします。
(昨年井手先生は業務終了後ダッシュで雪山に向かっていたので漢字の発表はなし!笑)
その行事をすっかり忘れていて、紗里さんから今年の漢字を書いてねと言われたときにようやく思い出したので、1秒で考えた私の今年の漢字はこちらです↓↓↓
『裕』
オフトンのみんなのおかげで去年までとはだいぶ気持ちの面でも時間の面でも『余裕』がでました。
また、物質的な事ももちろんですが、そのおかげで自分自身の内側が豊かになったので、『裕福』の裕でもあります。
本当に、去年まではただ必死に働くことしかできませんでした。
開業してすぐは、とにかく来てくださる皆さんを大切にさせてもらうこと。
ゼロから始めたので、集客もお店作りもとにかく一生懸命に、日々仕事のことだけを考えて生きていたと思います。
それ以降何年経っても自分の中では常に患者さんと仕事が一番で、一緒にいてくれる仲間や家族に気をやる余地が全くありませんでした。
院の運営も、ただ自分がしたいようにしていたし、目の前の患者さん、そして目の前の生活に必死でした。
たしかにそれで、自分自身の『施術』という部分は形だけなんとか成立したのかもしれませんが、自分の家族や仲間は幸せにできていたかと言うと、そうではなかったなあと思います。
別にみんなは私に幸せにしてほしいとは誰も思っていないかもしれないけど、せっかく一緒にいるのに喜びや目標を分つことなく、ただ私が猪のように周りを破壊しながらバリバリ突進していくのを見守るしかなかったのだろうなと思います^_^;
昨年『新』たになった環境は、私自身も『新』しく一皮剥けさせてくれ、そこから生まれた余『裕』が私の足を留めてくれ周りを見渡したり感じたりするゆとりをくれました。
自分の不甲斐なさや思いやりのなさに恥ずかしい気持ちと、進み続けることを許してくれたことに改めて感謝の気持ちです。
それは私自身を『裕』かにしてくれました。
そんな一年でした。
来年はどうなるでしょうか。
みなさんはどのような一年でしたか?
また来年はどのような年にしたいですか?
今年も井手先生は業務終了後、元気に雪山に出かけていきました。
彼女は今年の漢字を『変』としていました。
とても素敵に変わった部分、そして変わらない素敵な部分
そんなことを噛み締めて心の中でにんまりしながら、笑顔で旅立つ井手先生を見送りました。
新年は1/5からの診療です。
みなさまにお会いできることをスタッフ一同心より楽しみにしております。
本年もたくさんのご来院、誠にありがとうございました!
オフトンはり灸院院長 東門沙希依