こんにちは。
大手門のお濠のところの桜が咲いていて、通りの人たちが足を止めては写真を撮っていました。
なぜ桜は老若男女問わず魅了するのでしょうか。
前回に引き続き、オフトンはり灸院のスタッフを私の独断と偏見でご紹介をさせていただきます^_^
今回はこの人、今年の2月に彗星のように現れたラッキーガール、福本光由希先生です!
いつもオフトンでニコニコ明るい雰囲気を醸し出している、あのショートカットの女の子です。
あー、知ってる知ってる!という方もおられると思いますし、2月に福本先生独自のメニューのキャンペーンを実施したので、実際に施術をお受けになった方も多いかと思います。
もうお気づきの方もおられるかと思いますが、名前は享佑先生が選名されています。
彼女の雰囲気に合った、とても素敵なお名前ですよね!
オフトンで働く前は、大阪の某超有名鍼灸師の先生に師事して、沢山の患者さんを診ながら忙しく働いていたガッツのあるスタッフでもあります。
診療のかたわら学会発表や研究などにも力を入れていたそうで、その頃のお話を聞くと濃密な日々すぎてただただ感心するばかりです。
本人はそんな忙しい日々も、いつもやる気と感謝の気持ちを持って取り組んでいたとのことなので、頑張り屋さんだなあと思うのですが、常に成長したいという向上心が気持ちの核にあるそうで、大抵のことでは負けない心の強さがあるから乗り越えて来れたのでしょうね。
当院では唯一の、柔道整復師の資格の所有者です。
ここで、柔道整復師にピンときていない方に一応説明をさせていただくと、我々鍼灸師はギックリ腰や寝違えなどの急性期の疾患から腰痛や神経痛などの慢性期の疾患まで幅広い患者さんを診察します。
が、保険診療が適用されるのは基本的に慢性期の疾患です(オフトンでは保険診療は行っておりません)。
一方、柔道整復師は基本的に外傷中心の急性期疾患を保険診療で治療することができます。
例えば外出先で転倒し足を骨折してしまった、運動会の時に走って足首を捻挫してしまった、家で模様替え中に肩をした打撲など、そういう急性期疾患を整復することができます。
ちょっと難しいですか?
簡単にいうと、日々の肩こりとか腰痛は保険診療できなくて、怪我したとかぶつけたとか、そういう外傷性の症状に対して保険診療をする急性期の専門家ということです。
ということで、福本先生は骨、筋肉、神経の専門家ということでもあります。
柔道整復師は西洋医学が治療の基礎になっています。
福本先生も例外でなく、元々はゴリゴリの西洋医学の申し子だったそうで、鍼灸師の資格を取るときに急に登場してきた東洋医学に戸惑ったそうです。
気?血?水?経絡?なんぞや?
血って血液じゃないの?
みたいな鍼灸学校一年生あるあるが、おそらく0から鍼灸学校に入学する人よりもたくさんあったのではないかなあと思います。
ですが、鍼灸師として現場で活躍される中で東洋医学的観点から体を診れるようになり、一方で西洋医学的観点からも診ることができるので、まさに鬼に金棒!です。
ですので、鍼の手技としては筋肉に直接刺して電気を流したりする西洋医学的な施術を治療に取り入れています。
お灸も得意で、私は個人的には福本先生は鍼よりお灸の方が本人の治療スタイルが確立されていて上手だなあと感じています。(鍼も上手ですよ!)
前の職場でかなりお灸の手技を鍛えられていたそうなので、頷けますね。
また、福本先生は吸角(カッピング、吸い玉)の施術も行います。
吸角はお体にカップを載せて中の空気を抜き、陰圧にすることで皮下の瘀血を吸い上げて毒素の排出を促す手技です。
元々、我々鍼灸師はお肌に穴を開けてそこに吸角を載せて瘀血そのものを体外に出す施術をしていました。
しかし、戦後法律が変わり、直接血を出すという行為が医師法的に非常にグレーゾーンになってしまったので、現代ではその施術をする鍼灸師は少なくなってきました。
なので、オフトンでお受けいただける吸角もお肌を吸い上げるタイプの施術になります。
これがとてもおすすめで、私も自分が担当させていただいている患者さまで合いそうな方にお受けいただいているのですが、緊張型で筋肉が固まりがちな方は一気に緩みます。
吸い痕の皮膚の色で瘀血の状態な血の状態が分かるので、問診ポイントとしてもとても重要な情報です。
福本先生の鍼灸治療をお受けになる際は、ぜひ吸角のオプションをおつけになることをおススメします。
骨筋のお悩みも得意ですが、薄毛治療や顔面神経麻痺の学会発表も行なっていますのでちょっと相談しにくいような髪の毛の問題もご相談ください。
また、国内で一番広く活動している大師流小児はりの認定鍼灸師でもあります。
お子さんのこともご相談オッケーですよ♪
そうそう、大切なことを忘れていました!
足つぼの施術も担当してくれているのでした。
山本先生が退職されてからなかなかご提供できなかった足つぼのメニューを担当してくれています。
足つぼは整骨院で勤務していた時に施術をしていたそうで、福本先生の見た目からは想像しにくい、わりかしがっつり系の施術です。
普通に痛いです。
早くもリピーター続出なので、足つぼファンの方にはおすすめです!
人よりもした苦労は、必ず力となって自らを助けてくれます。
学生時代の苦労や、大阪時代の努力。誰よりもよくそれを実感しているのは福本先生本人なんだろうなと思います。
とても勤勉な性格なので、例えば私が体に◯◯のような症状がある、なんて言ったら翌朝には『先生!調べたんですけど、これはこういう原因があるみたいで云々』みたいに元気に伝えてくれた上で『治療させてください!』と治療をしてくれます。
真面目か!どんだけ勉強熱心なんや!!!と思いますが、福本先生に『どんな鍼灸師になりたいの?』と聞いたら『相手に寄り添って一緒に治していける鍼灸師になりたい』と言っていました。
自分の周りの人たちの悩みに対して、自分ができることはないかな?何か助けになれないかな?といつも考えているみたいなんですね。
それは施術にもとても反映されていて、自分が担当している患者さんの疾患についてめちゃくちゃ調べたり、どうしたら一番その方のためにいいのかいつもすごく考えています。
あらあなた、根っからの治療家なのね、、、と感心していたのですが『どんな人になりたいの?』と聞いたら『肝っ玉母ちゃんみたいになりたい』と言っていたので、ああなるほどなと納得しました。
母性なんだな、と。
治療とは『お母さんが愛する子どもの微細な変化をいち早く察知して痛みや苦痛を取ってあげる』というのが一番根本にある行為だと思います。
そういう母性というか無償の愛というか。
そういうものを惜しみなく、患者さんや自分が関わった人たちに注ぐことができるのが、福本先生です。
美しく咲き誇る桜は、もう少ししたら散って沢山の花びらが木の下に溜まります。
そのあとは葉に毛虫がわいて、雨の日なんかに下を通ると傘に毛虫がくっついていたりします。
秋は枯れ葉が沢山落ちますし、病気にだってなります。
桜がお庭にあるご家庭は、桜は管理が大変なのとおっしゃいます。
それでも、春先の1週間。
ただそこで自然の営みをしているだけで、街ゆく人々の足を止めさせ、心を感動させてくれます。
私たちはその姿に魅了されそれ以外の季節の大変さはすっかり忘れてしまいます。
花そのものの可憐さや散り際の美しさ、細かくピックアップをしていったら沢山あると思うけれど、私たちの胸をうつのは冬の寒さを抜けたあとに花を咲かせる、変わらぬ自然の営みなのかなあと思います。
ああ、今年も無事に春がきた。
桜はそんな気持ちさせてくれるから、私たちの心に根を張っているのでしょう。
福本先生の今までしてきた努力や苦労、歯を食いしばるような経験が自然と糧となり花を咲かせて、彼女が心から笑顔になったらやはりそれは桜のように、我々の心を掴んで離さないのだと思います。
ストイックに自分を高める向上心や素直さ、そして気に入られたいからとかいう理由ではなくて本当に自分がそうしたいからという気持ちからの相手への愛ある行動。
桜があるがままの自然な姿で愛されているように、彼女も作りものではないあるがままの姿でみんなに愛されながら日々オフトンで頑張ってくれています!
福本先生の施術をぜひ受けてみてくださいね^_^
東門 沙希依